今回の参加者は、全員ピラティスが初体験でした。

講師の富樫さんの説明によると、ピラティスはドイツのジョセフ・ピラティス氏が、戦争で負傷した戦士がベッドの上でもできるリハビリのメニューとして考案したものが始まりだとのこと。

ヨガが心や精神にもアプローチしているのに対して、ピラティスは肉体の鍛錬に重きを置き、体幹の筋バランスを整え美しい姿勢に導いてくれるエクササイズなのです。ヨガよりも可動域が狭いので、体が硬くても大丈夫。無理なポーズを取ることはありません。呼吸も胸式呼吸で行います。

「10回やれば違いを感じ、20回やれば違いが目に見え、30回やれば全く別の体に生まれ変わるでしょう」（ピラティス）という事で、初心者レベルに合わせた10余りの動きをたっぷり２時間、自分の背骨や筋肉を意識しながらゆっくりと動かしました。

ほかの運動教室で腰を痛めたという方、運動はあまりしないという方も無理のない動き方で全部クリアでき、最後はとてもさわやかな表情になりました。「年をとっても医者いらずの体になれますよ」とのことで、老後も元気で暮らしたい私たちにはピッタリのエクササイズのようです。

スポーツジムよりも、公民館などのクラブの方が初心者でもやりやすいそうです。お近くでピラティスのクラスを探してみてはいかがでしょうか。大人の学校でも体験講座をまた開催したいと思います。　

（報告：スタッフ　くまちゃん）

　講師プロフィール

スポーツクラブでの指導の他、さいたま市・川口市主催の講座で、「ピラティス」「ヨガ」「親子ヨガ」などの講座を多数受け持つ。幅広い世代にエクササイズの楽しさを知ってほしいという思いで日々活動している。

（ 本講座チラシ PDF 174KB）