講座の記録

12月にはいり、冬野菜がおいしい季節。生活クラブ生協狭山生活館内のカフェで韓国料理などを提供されている、在日３世の李亜民さんに旬の野菜を使ったキムチの作りかたを教えていただきました。

白菜、大根、人参、長ネギなど、調理台に山のように積まれた野菜。ヤンニョム（キムチの素になる調味料）用の野菜をできるだけ細い千切りにするグループと、漬け込み用の野菜を一口大に切るグループの二つに分かれて、作業開始です。ひたすら刻んでいくうちに野菜の山はいつの間にか消え、切った野菜はそれぞれ大きなボウルで塩もみに。

ポイントはこの塩もみした野菜をよく絞ること。筋肉痛になりそうと言いながら、皆さん協力して何度も絞りました。ヤンニョム用に千切りにした野菜とあみの塩辛、唐辛子他の調味料と材料を混ぜ合わせて、ヤンニョムのできあがりです。ヤンニョムを一人ずつ実際に混ぜてみて、ちょうどいい硬さや味の調整過程を手と舌で体験することができました。

今回の参加者は全員、キムチづくりが初めてとのことでした。講師の李さんの明るくテキパキした指導で作業は順調に進み、試食タイム。いま漬けたばかりとは思えない大根のキムチや長いものキムチのおいしさにおしゃべりも弾みます。野菜のしぼり汁で作ったスープもおいしく、食材を無駄にしない調理も参考になりました。

持ち帰ったヤンニョムで我が家のキムチをつけるのが楽しみとの参加者からは、他の韓国料理の講座を希望する声もあがり関心の高さを感じる講座となりました。

報告 ： A　
（ 本講座チラシ PDF 268KB）